2008年5月13日 (火)

ミラノ展紹介(報告編)その3

ボナセーラ!
週末にイタリア料理を食べたら、その量の少なさと味気なさにガックリしたJIDPOサイトウです。
やはり本場に勝るものなし、ということでしょうか?

さて、ミラノ展報告編第三弾です。

シヤチハタ株式会社
Milano2008_108 創業から83年の歴史を持つシヤチハタさん。1925年に製造された時代を感じさせるスタンプ台と共に、速乾シヤチハタ朱肉、シヤチハタ スタンプ台、ネームペン SIGNやXスタンパーなどが展示されました。
目にも鮮やかな7色のスタンプ台がきっちりと並び、洗練されたブースとなりました。
ネームペン SIGN の美しく艶やかな朱色と黒色は、漆をイメージして特別に作られた色だそうです。
向こうでは自分オリジナルのスタンプを持つという考えと、深澤直人氏による愛嬌のあるデザインが新鮮のようで、どこで入手できるのか・どのようにして発注するのかを聞き、パンフレットを持って帰る方がたくさんいらっしゃいました。

TOTO株式会社

Milano2008_121 トイレをパックリ半分に割り、内部と水の流れを見せるという大胆な展示をされたTOTOさん。
今回展示された「ネオレスト ハイブリッドシリーズAHタイプ」は、ハイブリッドエコロジーシステムという、内蔵タンクの水と水道水の両方の水流を合体させた世界初の洗浄システムを搭載しています。 洗浄水量は、従来(タンク式トイレ)のものに比べなんと7.5リットルも削減。さらに奥の吐水口から水流を勢いよく出し、旋回水流で内部全体を洗浄するトルネード洗浄を搭載しています。すごい!
断面からは水流の便器をぐるっと回り、勢い良く吸い込まれていく様子が手に取るように分かり、見応えがありました。ヨーロッパでも機能と美しさを備えたトイレは人気が高いそうで、皆さん熱心に眺めていました。

2008年5月12日 (月)

ミラノ展紹介(報告編)その2

株式会社ニコン
Nikon_7imagesニコンさんが展示したものは、2台の実物のデジタルカメラと5台のプロトタイプカメラです。
プロトタイプの中でも必見は(と言いますか、目に飛び込んできます)展示台の中央に据えられた長く巨大なレンズ! これは "歴史の投影と未来の創造" を象徴し、若干右に曲がったレンズは、真っ直ぐに進む光をも曲げ、常に革新的でいようというニコンスピリットを表しています。
他にも「こんなカメラがあったらいいな」と思わせる、ありそうでない紺色のプラモデルのようなカメラ、首に掛けるストラップと一体になったもの、片手で撮影し、立ててミニテレビのように画像を楽しむ全くカメラらしからぬものなど、アイデアと個性に溢れるものばかりでした。


株式会社リコー
Img_2202 ミラノ展が開催される前の3月、リコーの理事である湯浅一弘さんによる新作デジタルカメラ(GR DIGITAL II・Caplio GX100・R 8)の講演に出席する機会がありました。
カラーバリエーションや見た目で販売促進を図るデジタルカメラが多い中、あくまで「表現者のためのツール」をデザインコンセプトとし、コンパクトかつ高機能への強いこだわりを感じさせるこれらのカメラに私はグッときてしまいました。
例えるならばGR DIGITAL非常に鋭利なナイフ、Caplio GX100は多機能ナイフだそうです。う〜ん、なんともカッコいい。
会場で撮影を実際試すことができたなら、皆さんさらに衝撃を受けたことでしょう!


三洋電機株式会社
Img_22252007年度にグッドデザイン賞を受賞した eneloop univers は、やはり注目の的でした。何度も繰り返し使える充電式バッテリーや、100%太陽のエネルギーで eneloop バッテリーを充電するソーラーチャージャーなど、クリーンエネルギーを実現したエコロジカルな製品、そしてその発想力と技術力には脱帽です。どのようなものか説明をすると、皆さん驚いた顔をしていました。
製品やパッケージのデザインも魅力的で、バッテリーの入ったケース(青の濃淡です)について「リチャージの過程をグラデーションで象徴的に表してるのね。美しいわ」とおっしゃる方もいました。感性豊かですね。

JIDPOサイトウ

2008年5月 5日 (月)

ハガキができました

Dm3s事務局 鈴木紗栄です。5月8日のグッドデザイン賞募集開始をひかえ、事務局も準備に忙しくしております。さて、そんな中、毎年この事業スタートに欠かせない募集告知のためのハガキができあがりましたので、一足早くお披露目します。(以前グッドデザイン賞へ応募したことのある方、企業登録をしている方には、5月8日頃に応募ID/Passwordとともにお届けする予定です)

Gmark_3今年のグッドデザイン賞は前回蘆澤君が紹介している制度検討会と併せて、コミュニケーションデザイン計画も新たに見直しました。一般の方にも親しみをもってもらえるようなグッドデザイン賞のイメージを表現したロゴの組み合わせを中心に展開していく予定です。この計画はいまHAKUHODO DESIGN の永井一史さんと進めており、これからさらに素敵なビジュアルがでてくるのですが、現在最終調整中ですので次回のお楽しみにしましょう。
(永井さんは今年3月に2007毎日デザイン賞を受賞されました。おめでとうございます。)


Papers_3さて、ハガキに話を戻しますと、この紙、実はとっても白いんです。(写真だとわかりにくいですね)
これは「ルミネッセンス・マキシマムホワイト」という紙で、紙の会社竹尾がデザイナーの平野敬子さんと開発した製品です。普通のコピー紙と比べると、色の違いがわかりますね。
(左写真のうち 左側:普通紙、右側:ルミネッセンス)
今年のグッドデザイン賞はこの真っ白な紙で新しいスタートをきります。なんだか気持ちも引き締まります。
このハガキは都内のデザインショップやカフェにも置いていただく予定なので、街でもお目にかかるかもしれません。


1st_hiranos_2なお、この「究極の白い紙」は、現在DESIGN HUBで開催中の「1 -Design For The Next-」展で平野敬子さんがプレゼンテーションしています。
こちらももうすぐ展示会期終了となりますので、ぜひお越しください。

DESIGN HUB第9回企画展:「1 -Design For The Next-」

日時:~5月11日 (日) 11:00-19:00
会場:東京ミッドタウン・デザインハブ
   (六本木/東京ミッドタウン・タワー5F)
参加クリエイター:浅葉克己/安積朋子/五十嵐久枝/エレファントデザイン/大塚則幸/勝井三雄/河口洋一郎/川島蓉子+若山美樹/菊竹 雪/黒崎輝男/近藤康夫/佐藤可士和/武石正宣/デザインバーコード/永井一正/中島信也+永井一史/中村拓志/橋本夕紀夫/八谷和彦/服部一成/平野敬子/平林奈緒美/福田繁雄/藤枝守/船山基紀(Griot)/みかんぐみ/吉田博則/和田浩一/Kanae Design Labo 塚本カナエ/TRICO DESIGN LOVE!(トリコデザアイン研究所)

2008年5月 2日 (金)

本日は「グッドデザイン賞制度検討会」をご紹介

Seido_kento_001
事務局の蘆澤です。さて、先日鈴木さんより審査ユニット長会議についての記事があがっていたので、今回はその補足的な話をひとつ。

先日の審査ユニット長会議で、内藤審査委員長より本年度グッドデザイン賞の審査方針について発表がありましたが、それは内藤審査委員長が勝手気ままに考えているわけではないんですね。実は、審査ユニット長会議の前に幾度となく「制度検討会」なるものが開かれています。
Seido_kento_004主たるメンバーは審査委員長および審査副委員長ですが、その他にも様々な審査委員を交えて「グッドデザイン賞はどうあるべきか?」そして、「そのためにはグッドデザイン賞制度をどのようなしたらよいか?」ということについて真剣に話し合ってきました。もちろん、事務局も大勢出席しています。
というわけで、少し右側に首を振って写真を撮ると、後ろには事務局がズラリと並んでいます。そんな制度検討会ですが、ボクが覚えているだけで、ざっと6回は開かれたと思います。もちろん、この会の間だけではなく、メール上でも様々な論議が行われています。皆さん、お忙しい方ばかりなのに有難いことです。

さて、この話で何が言いたいかというとですね、ボクはデザイン振興会に入って間もないので、恐らくはグッドデザイン賞の実態に関するイメージやなんかは読者の皆さんとほぼ同じだと思うのです。
さぁ、読者の中で「このような会議が幾度となく行われ、制度について真剣に論議しあっていると想像した方はどれほどいるでしょうか?ちなみにボクはデザイン振興会に入るまで、これっぽっちも想像していませんでした。それだけにカルチャー・ショックが大きいんですね。入ってみて思うことは、「グッドデザイン賞って実はこんなこと考えていたのね」が山ほどあるなぁ~ということです。読者の中にも「へぇ~」と思う方も少なくない気がします。

というわけで、そんな「実はね」的な情報を少しでもお伝えできればなぁ~と思う今日この頃です。今日は「実はこんなに真剣に話し合っていたのね」をお伝えいたしました。
それではまた。

Seido_kento_003

2008年5月 1日 (木)

2008年度グッドデザイン賞 第一回 審査ユニット長会議

21_6

4月28日に、本年度はじめての審査委員会となる「審査ユニット長会議」を開催しました。

グッドデザイン賞はあらゆる分野のデザインを対象としており、審査対象数は毎年3,000点以上にのぼります。これらの審査対象を分類し、70人の審査委員をグループに分け、18組の「審査ユニット」を編成して審査をおこなっています。この各審査ユニットのリーダーとなる審査委員の方々が「審査ユニット長」です。

つまりユニット長会議というのは、今年のグッドデザイン賞審査の「コアメンバー会議」ということになります。

今回の会議では、本年度グッドデザイン賞の審査方針を内藤委員長からユニット長に向けて発表し、それについての討論をおこないました。

今年の審査方針における最大のポイントは、「近未来の生活者目線」。
審査委員が “少し未来の生活者" の立場で審査をすることにより、生活者・社会へは「よいデザイン」を選ぶ指針を、そして生産者・提供者へは「次の時代のニーズ」を読み取る材料を提供することができるのではないか、と考えています。

この新しい方針とあわせて、いままで業界的な割り方だった部門編成(商品デザイン部門、建築・環境デザイン部門 など)を、人間の生活を中心に考えた「領域」で分けるなど、大幅な見直しをおこないました。
(この「領域」については、また先の回で取り上げます)

「デザインは多くの人の生活を支え、豊かなものにし、社会を明るくします。やはり人間中心なのです。未来のためにあるのです。」・・・先日ウェブサイトで公開した内藤委員長メッセージからの引用ですが、ここに今年のグッドデザイン賞が伝えたいことのすべてが凝縮されているのではないかと思います。

(グッドデザイン賞事務局スタッフ 鈴木紗栄)

2008年4月30日 (水)

ミラノ展紹介(報告編)

更新が大変滞りましてすみません。JIDPOサイトウです。
ミラノ展も無事終了し、早一週間以上経ちました。
参加企業の皆様、本当にお疲れさまでした!
向こうではあっと言う間に時間が過ぎ、思い返すとまるで夢のようですが
現場での熱気を感じ、各企業の皆様や来場者の方々と色々な話をさせていただき、この上ない勉強となりました。
本当にありがとうございました!!

事後報告とはなりますが、来場者の反応を交え、引き続き出展製品のご紹介をしたいと思います。


KDDI株式会社
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KDDIさんは、デザイナー吉岡徳仁氏が手掛けた MEDIA SKIN と、深澤直人氏による INFOBAR 2 をメインに展示。来場者の方々はこれらの携帯を実際に手にとって、その斬新なデザインや触れたときの感触に驚いた顔をしていました。
皆さん口を揃えて「素晴らしい!こんなの見たことがない!」「これはヨーロッパでも手に入るの?」と興味津々。通信システムが違うので今はまだ使えない、と説明すると、皆とてもがっかりした顔をしていました。
「いつまで待ったらいいんだ... 」と悲しげにつぶやいていた方(KDDIさんの携帯ファン)が印象的です。


日本電気株式会社
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1999年からの携帯を何台か展示し、携帯デザインの変遷を表現したNECさん。一人一人の好みに合わせた携帯から、個人の想いを映し出すエモーショナルツールへと進化する過程が見て取れます。下からふんわりと照らされた色彩豊かな展示台がとても美しく、皆吸い込まれるようにして覗き込んでいました。
アマダナとのコラボレーション携帯 "Material Conscious" は、その形や素材使い・シックなデザインがイタリア心?をくすぐるらしく、皆さん「Cool だね〜!」と感嘆の声を洩らしていました。

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